2007-07-27

思い出のCampus:Purdue University







シカゴ空港から、12人乗りのプロペラ機に乗り、30分ほどトウモロコシ畑の上を南に滑空すると、インディアナ州ウエストラファイエットのパデュー大学構内にある飛行場が見えてくる。ウエストラファイエットは、街全体が大学街だ。

20年以上前になるが、この州立大学のIndustrial Engineering学科と技術研究で交流があった。10年近く、毎年日本からも留学生が派遣された。それまで、生産技術者が海外留学する機会は非常に限られていたが、経営者の先見性とはこうしたことをいうのだろう。おかげで毎年10人、20人単位で、生産技術畑の人が海外視察と称して渡米し、米国製造業の現場を訪問したり、大学における自動化、工場経営の研究成果に接することができた。

パデュー大学に視察チームがはじめて訪問した際、「ドライタウン」の意味がわからなかった。大学のキャンパス内だけでなく、街中でもお酒が売っていない。ある人は、マクドナルドに行き、メニューにルートビアとあったので、ビールだと思って注文したという笑い話もあった。以後、視察チームが訪問する時は、必ず日本出発時にパデュー滞在時に消費するお酒を仕入れていけというノウハウ集まで発行された。

パデュー大学はカレッジフットボールでも有名。近くのインディアナポリスでは、あのインディ500のレースが行われる。工学部長や、IE学科長、多くの研究者の方々との交流は懐かしい思い出である。

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