2007-07-12
思い出のCampus:マサチューセッツ工科大学
ボストンのダウンタウンとチャールズリバーを挟んだ反対側に、MITのキャンパスがある。河に沿って東西に細長く伸びるキャンパスの西の端、Westgateという家族寮で、半年ほど暮らした。講義があるメインビルディングまで15分ぐらい歩く。寒い冬はチャールズリバーが凍る。Westgateからメインビルまでの道のりは、寒くて遠かった。
研究室のコンピュータは、DEC社のPDP11というミニコンで、予約制だった。予約が取れると、夜中でも実験のため、研究室とWestgateを1日何回も往復したことが懐かしく思い出される。
最初、大学の建物が立派なことに驚いた。特に、メインビルディングの丸い巨大なドームが特徴的。このドーム、実は中が工学部の図書館となっている。天井の真ん中から長いロープでオブジェが吊り下げられている。まるでカリレオの振り子実験の道具が今の時代に出現したよう。暇さえあれば、静かなこの図書館に通った。
10年前にここを訪れた時は、自分が書いた論文がまだ棚に並べられていた。20年以上たった今は、もうアーカイブされてマイクロフィルムとなってしまっただろう。いや、今はもうマイクロフィルムという言葉も死語となり、もっと新しいメディアテクノロジーで図書館も武装されているに違いない。
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