2008-05-03

サンフランシスコ発ロサンゼルス行き(2)









ヨセミテを後にしたバスは、一路ラスベガスへ。景色はどんどん荒々しくなっていき、砂漠を走っているように。

夏の暑い最中、バスの冷房装置も故障して、汗をかきかき、砂漠の街ラスベガスを目指します。確か気温は華氏100度を越えていたはずです。砂漠の中に忽然と都市が現れ、人工的な緑が青々としている、それがラスベガスの第一印象。

そして夜。ストリートは七色のネオンに彩られ、煌々と光り輝き、夜になってもむっとする熱気が漂う暑さの中を歩いていると、開け放たれたカジノのドアから冷房の冷たい冷気が流れ出してきて通りが涼しい。これが第二印象。

カジノの中は夜中でも、朝でもまばゆいライトに照らせれていて、時間を忘れる。ホテルの泊り客がカジノで遊び金を落とすことを前提に、食べ物・飲み物はただ同然。1日中人でごったがえし、スロットマシンが乱立していて、常にじゃらじゃら騒音が絶えない。これが第三印象。

カジノの音に疲れて再び通りにでてそぞろ歩きをすると、自由の女神や凱旋門がビルの上に立ち並ぶ、まがいものがはびこっている街。これが第四印象。

そうした砂漠の中に立つ人工的な街、ラスベガス。気温100度の中で、ゴルフをする人。砂漠の中に緑を作り出す人間の壮絶な戦いがあるに違いないのに、そうした人間の血のにじむような努力が全く表面に現れないところが、本当のラスベガスの凄さかもしれません。

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