2008-05-03
メキシコ発モントリオール行き(1)
情けないことに英語が全く通じないメキシコ・グアダラハラから逃げるようにアメリカはヒューストンに高飛びしました。
グアダラハラ空港でアメリカに向かう飛行機に搭乗し、座席で英語の機内アナウンスを聞いたとき、英語が母国語のようにすらすらとわかった、ような気がしたのが不思議でした。
とにかく、隣の席の静かなものごしの紳士とも知り合いになり、ヒューストンではどこに行ったらよいかなど相談すると、ジョンソン・スペースセンターを推薦してくれました。
このとき、確か親切にもスペースセンターまで送り届けてくれ、さらにはスペースセンターに隣接するモーテルの部屋の確保、値引き交渉までしてくれたように記憶しています。
ジョンソン・スペースセンターでは、地球に無事帰還した本物の宇宙船カプセルが展示されていたこと、船内は思いのほか狭かったことなどを薄っすらと覚えています。
それより何より鮮明に覚えていることは、はじめて31アイスクリームを食べたこと。食べるまで大変な思いをしたことです。店に入ってまず番号札を取るということを知りませんでした。10分ぐらい列の後ろで並んでまっていると、後ろの客からアドバイスされました。
札を取り順番が来たので、アイスクリーム・プリーズというと、どのアイスクリームと聞かれ困惑。最後はこれと指差したまではいいのですが、カップかコーンかを選ぶこと、さらにはトッピングまで選べることを知らなかったわけです。
メキシコからアメリカに「帰国」して自信を持っていた英語、その英語で相手が何を言っているかはすっかりわかるのに、コンテキストがわからないので相手の言っていることの本当の意味が理解できないことを初めて体験しました。
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