2007-09-29

Google流会議の進め方


以前、Google20番目の社員として、Marissa Mayer,VPをご紹介しましたが、Business Week今週号に、Google流会議の進め方6か条が紹介されています。

Marissa Mayerさんは、週に70も会議を主催しているそうで、平均しても1日14会議、少なく見積もっても1時間に1つは会議をこなす勘定になります。ですから、こうした6か条を掲げて、少しでも会議参加者から成果を引き出す努力を惜しまないのだと思います。

こんな会議に一度でてみたいと思いませんか?以下は、Business Week記事の超訳です。

1.議事をあらかじめ決める(Set a firm agenda)
・出席者に何を討議してほしいか
・この会議のゴールは何か(何を達成したいか)

2.議事録係りを決める(Assign a note-taker)
・会議室にはマルチスクリーンを置く
・議事録係りは、プレゼン資料の隣のスクリーンに議事録をリアルタイムで表示する
・会議を欠席した人も議事録を見れば、決定事項、アクションアイテムがわかる

3.定期報告会議は5分、10分刻み(Carve out micro-meetings)
・定期報告事項は、5分で報告できるよう項目を細分化し、それだけを報告する
・定期報告を行う会議時間をブロックで取り、次々と報告を受ける
・こうすることで、飛び込み事項も5-10分タイムリーに報告する時間が取れる

4.FIFOで相談を受けるオフィスアワー設ける(Hold office hours)
・意思決定する前のアドバイスを受けたい人のための時間を毎日4時から取る
・ドアに名前を書き込んだ順に相談にのる

5.政治力でなくデータで勝負する(Discourage politics, use data)
・データに基づく合理的な意思決定を目指す(科学的な意思決定)

6.大時計で残り時間を表示(Stick to the clock)
・会議室にいくつも大時計を掲げ、出席者全員が時間に注目するよう仕向ける
・タイムキーパーは単に時間切れを告げる役ではない
・会議が成果に結びつくよう常にユーモアを交えて出席者を導く役回り

特に、オフィスアワーは大学で教鞭をとっていた頃から続けているとのこと。学生は教授の時間を自らとって積極的に教授に相談に行き、自分の研究テーマを切り開いていくというのが普通に行われています。

こうして、学生時代からの自分でものごとを考えていく訓練を積んでいく、これがイノベーションを生み出す基本的土壌だとわたしは思うのですが、いかがでしょうか?

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