2007-12-11

海外出張は楽しいことばかり、ではありません




中でも狭い機内で、いかに時間を過ごすかが課題です。成田-サンフランシスコ間だと、日本から往路は偏西風の影響で7時間と早いのですが、帰路は風のあおりをくって11時間のフライト時間となります。

今は、座席ひとつずつに小さなディスプレイがついていて、好みの映画、音楽、ゲームまで自分で選択して楽しめるようになっています。今回は、これをフルに利用して、3本の最新映画を鑑賞することで、やっと6時間ぐらいつぶすことができました。

最初に見たのが、ロバートラドラム原作のスパイ映画、"Bourne Ultimatum"。展開のテンポが早くて楽しめました。

2作目は、"Resurrecting the Champ"。元ボクシングチャンピオンをいつわるホームレスとそれを特集記事にして一躍有名になったスポーツ記者の話。嘘がばれてからの記者が父親として小さな息子に相対する場面にほろっとしました。

3作目は、"Stardust"。これは楽しめました。宮崎駿のマンガが映画になったような。海賊を演じるロバートデニーロの女装には驚きましたが。

3つの作品とも、全く異なるジャンルの映画でしたが、淀川さんが生きていたら、「映画ってほんとに、いいですねぇ」といつもの調子でいいそうだなと感じました。

アメリカで生活しているときの映画の楽しみ方は、家族で夕食を済ませてから、そろって近所の映画館にぶらっと出掛け、そこで丁度上映時間が合う作品を選んで気軽に観るというもの。劇場にかかる作品は、ほとんど全部観みました。ロードショー館で上映される最新作を見損なったときは、それが小さな劇場に流れていってから観ました。映画を観るのは生活の一部といった感じです。

ケーブルテレビの普及で家の中でいつでも映画が観られるようになっても、やっぱり映画館に通うことはなくなりませんでした。

東京に住む現在、映画館に行くのは半年に1回程度になってしまいましたが、やはり劇場で観る映画はいいですね。ただ、日本で上映されるのが少し遅くなるのが残念ですが。ちなみに今回機内で観た映画はまだ日本では上映されていないものもあるようです。

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