2007-11-26
芭蕉の句碑から調べたら!!
偶然、東北自動車道のサービスエリアで芭蕉の句碑を見つけ、なにげなくシャッターを切りました。
小春日和の昨日、「奥の細道」の文庫を取り出して眺めたり、句碑の写真に文字を入れたりしていたら、これまた偶然インターネット上には実にたくさんの芭蕉に関する情報が整理されていることがわかりました。
「奥の細道」に関しては、岩波文庫をはるかに越える情報が手に入ります。特に、以下の「おくのほそ道総合データベース」は充実しているようです。芭蕉の年表、旅のルート、訪れた場所を説明する写真や文章、句碑のデータベースなどなど、驚きました。
せかっく芭蕉ゆかりの地、黒羽町にも行ったのですから、芭蕉記念館に立ち寄ればよかったと後悔しています。次の機会にはぜひ、訪問したいと思います。
2007-11-25
新宿のベトナム・ガーデンに行ってきました
代々木駅から歩いて紀伊国屋に向かう途中、NTTドコモアネックスの2階にあるベトナム・ガーデンで昼食を食べました。
店内の雰囲気良し、カウンターや窓辺の飾りもベトナムらしくて、おいしいPhoが食べられると期待が高まりました。ところが、麺は太めのうどんのようで、ゆで過ぎで腰がなく、今一つの味で残念でした。
そこで、最近行った東京・横浜のベトナム・レストランを振りかえってみることにしました。最近、東京にもベトナムレストランが増えてきました。まだ、行っていないすてきなお店がたくさんあるかと思います。みなさん、よい店がありましたら、ぜひご紹介ください。
(1)自由が丘:ブンブン気さくな店、値段もリーズナブル、本格的ではない(採点:3)
(2)自由が丘:QUAN AN TAM (クァン アン タム)自由が丘デパート2階、店長は少し変わっているが、スペシャルメニューもある本格家庭料理の店(採点:4)
(3)菊名:ベン・タイン店は菊名駅から歩いて5分、マンションの1階にあり目立たないが、味はよい。(採点:4.5)
(4)銀座:ニャー・ヴェトナム場所は銀座の中心地で、買い物疲れを癒せる静かな店、味もよい(採点:5)
(5)渋谷:ブーゲンビレア渋谷東急本店の斜向かいの雑居ビルにあり、雰囲気はいまひとつだが、味はよい(採点:3.5)
(6)新宿:ベトナム・ガーデン代々木NTTドコモビルに隣接していて場所、店の雰囲気はよいが、味がいまひとつ(採点:2.5)
(7)六本木:シクロ場所、雰囲気、味、値段ともよい。ワインがおいしい(採点4.5)
(8)国立:フェ・ド国立駅から一番左の通りをいったところ。店長はベトナム政府筋にも通じており、年1回ベトナム王朝料理の会を開催しているという。ワインが各種ある、味も抜群(採点:5)
(9)二子玉川:Giang's昼はやらくなった、夜だけ店が開いている、店長の名物オバサンのつくるお好み焼きは抜群、気さくで寛げる(採点:4.5)
2007-11-24
高橋商店の鮎は絶品
帰りがけ、黒羽町に回って30年来馴染にしている鮎の甘露煮の店、高橋商店に寄っておみやげを買いました。
この店のすぐ裏は那珂川が流れていて、昔から鮎の取れる場所だという。今年はなんでも夏が暑く、大型の鮎が取れなかったそうだ。特大の子持ち鮎の甘露煮は、型も立派で味もよく、知り合いに贈って喜ばれているが、今年は小振りの鮎でご容赦いただくほかはないようだ。
店を切り盛りする女性陣は愛想はないが、いつも通り元気で、てきぱきと東京はじめ全国から寄せられる注文をさばいていた。インターネット販売が普及するよりずっと前から、この店に電話で注文し宅配便で送ってもらっていたが、インターネットが普及した今、こうした地方の名産品がすぐに口コミで広がって、家庭の食卓にのぼっているに違いない。
この高橋商店の鮎の甘露煮、わが家の一押しです。一度味わってみてはいかがでしょうか?
勤労感謝の日に那須に行きました
今年は6月に続いて、秋にも那須に行ってきました。途中のサービスエリアで芭蕉の句碑を見つけました。奥の細道を辿るゆっくりした旅もいいなあ、などと秋の青空を見上げてのんびりした気分を満喫。
ところが、明治の森黒磯にあるレストランで遅い昼食を取る頃には、空から白いものがチラチラし始め、食事が終わる頃窓の外を見ると、旧青木邸を取り囲む森は降り出したみぞれでうっすらと雪化粧。秋を通り越して、もう冬がそこまで来ていました。
6月にもファームレストランでおいしいオムライスを食べましたが、今回食べたオープンサンドイッチもパンと新鮮なサラダ、ベーコン、チーズと鶏のパテが絶妙のコンビネーションでした。
2007-11-19
テキサス州ダラスに行ってきました
15年ぶりに仕事でテキサス州ダラスに行ってきました。成田から直行便で11時間(帰路は13時間)もかかり、正直移動は疲れました。
月曜日朝着で水曜日まで仕事ずくめ、木曜朝の便で帰国したため、空港と空港近くのオフィス、ホテルの往復だけといった出張でした。
短期間の出張でしたが、以前一緒に仕事をした上司、同僚とも会え、充実した楽しい旅となりました。こうした忙しい旅でも、トライしたのがベトナムラーメン。しっかりおいしいPhoをダラスでも食べてきました。行きのアメリカン直行便もベトナムからの便からの乗り継ぎ客とおぼしきベトナムからの客が多数乗っていて、英語、日本語に混じってベトナム語が聞こえてきたのには驚きました。
ダラス市にも数多くのベトナムレストランがあると聞きました。次回は、Phoの他にもぜひトライしたいと思います。
次にトライしたのがタイ料理。元ニューヨークの上司だった方もお薦めと聞き、夕食はそこと決めました。スティッキーライスが竹の小さな籠に一人前ずつでてきて、これを手で丸めてカレーにつけて食べる料理が最高でした。
そして、極めつけは元上司のお宅にお招きいただきご馳走になったローストビーフといろいろな野菜料理。麦ご飯に梅紫蘇のふりかけをかけてローストビーフと食べる...なんてレストランでは絶対味わえない家庭料理。楽しい会話とともに満腹になりました。ありがとうございました。
写真は泊まったホテルの前。高速道路が3車線は驚きませんが、側道も3車線というのは広いダラスならではですね。朝晩のラッシュ時には、これでも道路が渋滞するのには驚きました。
2007-11-10
この頃のわたし
「フラット化する世界」にはまっていることは、先に書きましたが、この本の著者トーマス・フリードマンが600ページを越える分厚い本の中で、今世界で起きていることを具体的に登場人物の名前を挙げて、また訪問した施設や会社、そこで生きて働く人の名前を挙げて、自分が目の当たりにした現実を生き生きと描いていることに本当に驚いています。
最終章は、ベルリンの壁が崩壊した記念日である11/9と、ワールドトレードセンターが倒壊した日の9/11、世界が大きく動いた2つの日、11/9(eleven-nine)と9/11(nine-eleven)、両方の日を体験したわたしたちがこれからの日々をどう生きていくべきかを自らに問うています。
Does your society have more memories than dreams or more dreams than memories?
このことばに出会ったとき、ここ半年、このBlogを書くことを含めて、自分は過去何をやってきたかという記憶の整理をしてきたつもりが、本当は将来の夢が語れないために、過去に埋没していたのかもしれないと思わされました。
著者は、最初にフラット化する世界の特徴を以下の10か条にまとめています。
1)Flatter#1. 11/9/89
2)Flatter#2. 8/9/95
3)Flatter#3. Work Flow Software
4)Flatter#4. Uploading
5)Flatter#5. Outsourcing
6)Flatter#6. Offshoring
7)Flatter#7. Supply-Chaining
8)Flatter#8. Insourcing
9)Flatter#9. In-forming
10)Flatter#10. The Steroids
著者はその上で、ではアメリカはどうするか、これから発展する国はどうするか、会社はどうするか、あなたはどうするか、という流れでフラット化する世界を見つめます。
会社はどうするかの章には、次のような9つのルールが示されています。深く納得する内容ばかりです。かみしめたいと思います。
Rule #1: When the world is flat, whatever can be done will be done. The only question is whether it will be done by you or to you.
Rule #2: This is an outgrowth of rule#1. Because we are in a world where whatever can be done will be done, the most important competition today is between you and your own imagination.
Rule #3: And the small shall act big... One way small companies flourish in the flat world is by learning to act really big. Imagination is necessary, but not sufficient. You have to be able to implement what you imagine. And the key to being small and acting big is being quick to take advantage of all the new tools for collaboration to reach farther, faster, wider, and deeper.
Rule #4: And the big shall act small...One way that big companies learn to flourish in the flat world is by learning how to act really smally by enabling their customers to act really big.
Rule #5: The best companies are the best collaborators. In the flat world, more and more business will be done through collaborations within and between companies, for a very simple reason: The next layers of value creation - whether in technology, marketing, biomedicine, or manufacturing - are becoming so complex that no single firm or department is going to be able to master them alone.
Rule #6: In a flat world, the best companies stay healthy by getting regular chest X-rays and then selling the results to their clients.
Rule #7: The best companies outsource to win, not to shrink. They outsource to innovate faster and more cheaply in order to grow larger, gain markete share, and hire more and different specialists - not to save money by firing more people.
Rule #8: HOW you do things as a company matters more today than ever.
Rule #9: When the world goes flat - and you are feeling flattered - reach for a shovel and dig inside yourself. Don't try to build walls.
2007-11-05
インドのITはなぜ強いか??
今、『フラット化する世界』にはまっています。New York Timesのコラムニスト、トーマス・フリードマンが書いた本で、2006年度のビジネス書ベストセラー第一位。これが鼻について、今まで敬遠して読んでいなかったのですが、インド・中国が気になって読み初めてびっくり。これほど具体的に、インターネット社会がどう世界を再びコロンブスの時代のように平ら(Flat)にしたか、わかるように書いた本はないと思います。
コロンブスはまさに「世界が丸い」ことを証明するために航海に出て、北米大陸を発見し、世界が丸いことを証明し、世界中が目を丸くしたわけです。
21世紀の今、「世界が平ら」になったことが、コロンブスの大陸発見と同じくらい、大きな「世界観」の転換を促している、ということを著者はインドで見つけてビックリして、この本を書いてそのことを伝えたいと思ったわけです。著者はジャーナリストとして、自らインド・中国を訪問して、自分の目で見て、聞いたことを具体的にわかりやすく書いていて迫力があります。
ユビキタス社会とか、NGNとか、なかなかわかりやすく説明できないわけですが、世界は今こうなっている、こう動いている、企業はこう戦っている...という著者の圧倒的なメッセージ(世界観)をもたないと、「その世界のために、今何ができるか」という的確な提案はできないと感じました。
きょう読んだページには、
「インドがなぜアウトソーシングの一大拠点に成長したか」が書かれています。
(2006年度英語版p.130-135)以下は、要約です。
Wikipediaから本の情報を念のため再掲します。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コロンブスはまさに「世界が丸い」ことを証明するために航海に出て、北米大陸を発見し、世界が丸いことを証明し、世界中が目を丸くしたわけです。
21世紀の今、「世界が平ら」になったことが、コロンブスの大陸発見と同じくらい、大きな「世界観」の転換を促している、ということを著者はインドで見つけてビックリして、この本を書いてそのことを伝えたいと思ったわけです。著者はジャーナリストとして、自らインド・中国を訪問して、自分の目で見て、聞いたことを具体的にわかりやすく書いていて迫力があります。
ユビキタス社会とか、NGNとか、なかなかわかりやすく説明できないわけですが、世界は今こうなっている、こう動いている、企業はこう戦っている...という著者の圧倒的なメッセージ(世界観)をもたないと、「その世界のために、今何ができるか」という的確な提案はできないと感じました。
きょう読んだページには、
「インドがなぜアウトソーシングの一大拠点に成長したか」が書かれています。
(2006年度英語版p.130-135)以下は、要約です。
【インドの成長要因】
(1)ネルー元大統領による国民教育の重視
(2)Y2K(2000年問題へのソフト対応要員不足)
(3)インターネットバブルによる光ファイバー網への大規模投資
(4)バブル崩壊による大量の失業者排出
インドは長い外国による統治を経て独立を手にすると、ソビエト連邦型の共産主義政策を基本とする国づくりが行われたが、唯一米国のMITをはじめとするエンジニアリング教育政策を模倣し、IIT(Indian Institute of Technology)という大学教育機関をつくり、優秀なエンジニアを毎年数万人規模で排出し続けた。
卒業生の内、何割かは米国に渡り成功を修める。しかし、インターネットの普及により、インド国内に残った技術者も、Y2K問題対応のソフト労働力不足に悩む米国企業の安いIT要員として、年号に関わるコード修正という地道な作業を成功裏に行い、米国企業に実績を認められる。
光ファイバー網への過剰投資は、インターネットバブル崩壊を生み出したが、資産として光ファイバー網は残り、倒産した企業から安く資産を引き取った企業によりインターネット利用コストは大幅低下し、だれでもどの国でも容易に利用できる環境が整った。
一方、バブル崩壊により職を失った大量のインドから来たエンジニアは帰国を余儀なくされた。加えて米国企業は生き残りのため、一層のコスト削減圧力を受け、インドに帰国した元社員に従来より安いコストで同じ仕事を委託するようになった。これがアウトソーシングのはじまり。
今や、インドのIITを卒業する大量のエンジニアは、無理に米国に渡ることなく、自国にいながらにして米国企業の社員もしくはインド企業の社員として、米国企業のために働く場が与えられている。
【インドの強み】
(1)米国企業並みのインターネット環境
(2)大量の優秀なエンジニア
(3)やる気・上昇志向の人財
(4)米国との時差利用による24/7/365労働提供
(5)米国社会に根付いたインド人経営者・学者・投資家ネットワーク
こうしたインドを活用できない企業は、別の差別化をしない限り、コスト・リードタイム・品質で勝てない。
Wikipediaから本の情報を念のため再掲します。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フラット化する世界(ふらっとかするせかい、原題 The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century)はトーマス・フリードマンの著した21世紀初頭のグローバル化の動向を分析する本。2005年に初版、2006年に増補版(Updated and expanded)が発売された。ニューヨークタイムズ・ベストセラーになった。
インターネットなどの通信の発達や中国・インドの経済成長により世界の経済は一体化し同等な条件での競争を行う時代にいたると述べる。
2007-11-04
「見える化」手法:その2
Bill Ivesのサイトで紹介されているvisualcomplexityというサイトは確かにすごい!!
Manuel Limaという方の個人サイトだが、生態系、ソーシャルネットワークといった複雑システムのvisualization「見える化」研究を集大成した百科事典のようなサイトをつくろうと目指しているようだ。
複雑システムを見える化する手法の説明だけでなく、その手法を適用した事例、デモ画面、論文、元データなど、世界中の研究者のサイトで公開されている情報がリンクされている。
見える化した結果としてのグラフは、見ているだけでも美しい。人間の営みはやはり自然の一部だと納得してしまうのは私だけでしょうか?
モザイクのように見える画像ひとつずつが、複雑システムの説明や見える化手法を説明するサイトとリンクしています。ぜひ、企業の業務プロセスの見える化に適用したり、業務プロセス改革ノウハウを持った人財ネットワークを見える化するなど、こうした手法を使いこなせるようになりたいものです。
2007-11-03
銀座のニャー・ヴェトナムに行ってきました
秋晴れ文化の日に銀座の歩行者天国をぶらついてきました。プルミエ銀座の8階にあるニャー・ヴェトナムでベトナム料理を堪能しました。
最近、テレビ番組でベトナム特集をいくつか見る機会があり、ベトナムの食文化の奥深さに今更ながら感心しました。ベトナムの都市毎にフォーといわれるベトナムヌードルも、日本のうどんと同じで、細いもの、太いもの、平たいものなど多種多様。スープも日本のラーメン店が腕を競うように、都市毎に、店毎にいろいろ工夫を凝らしているようです。
テレビを見ていると、無性にフォーが食べたくなり、家族全員一致で、きょうはベトナムのフォーで決まり。しばらくぶりのベトナム料理でした。
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