2008-02-24

進化するノートPC






Business Weekの記事を見ていたら、ここ30年ノートPCがどこまで進化してきたかを写真で追いかける記事を見つけました。

記事の内容とは直接関係ありませんが、わたしもこの30年パソコンと関わり合ってきたので、懐かしい思いがしました。

30年前は、大学キャンパスでマッキントッシュのデモを初めて見て驚愕したことを思い出します。マウスという道具で、画面の黒いドットを操作すると画像が作れることが、夢のようでした。

そのころコンパックはポータブルPCというプラズマ画面を備えたPCを売り出しています。当時PCの画面といえばグリーン、これがオレンジ色のプラズマ画面であることにこれまた驚愕したわけです。

そして、日本でも東芝、NECが相次いでノートPCを発売。30万円以上出して早速購入したことを思い出します。以後、日本ではノートPCと呼ばれていますが、米国では、ポータブルPCの後はラップトップPCと呼ばれる小型、薄型PCが相次いで市場投入されました。

そして、とうとうアップルから写真のような厚さ2センチもないラップトップPCが発売されました。すごい技術革新です。ちなみに、わたしは今、写真のNEC製VersaProというノートPCを使っています。重さ1キロもない軽いPCですので、海外出張でもカバンに入れて持ち歩くことが容易です。

製品としてのパソコンがこうした進化をとげる中、パソコンを製造販売する企業も大きく変わりました。パソコンといえばIBM、そのIBMはパソコン事業を中国のLenovoに売却しました。コンパックもHPに買収されていまはありません。

コンパック買収後、フィオリーナCEOの後を受けてHPのCEOに就任したマーク・ハードの事業運営は順調に見えます。株価もうなぎのぼり。パソコンのもう一方の雄、デルもマイケル・デルがCEOに返り咲いて、事業の建て直し中と聞きます。

パソコンの軽薄短小化は今後も進展すると思いますが、携帯電話との融合がさらに進むと、パソコン企業の構図もさらに大幅に変化することが予想されます。これから10年後の業界勢力図に残る会社は1-2社に限られることでしょう。その中に日本企業が残れるかどうかは、ここ1-2年で結論がでるのではないでしょうか?

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