2026-05-23

第三十七歌集 待つ間の長し

昨日は、毎月の大学病院通い。朝8時から午後3時まで、長い長い時間を過ごす。

しかし、今回は待つ間もまわりの景色を観察し、ことばを選んで歌をつくって過ごしたら、長い時間も苦にならなかった。病院の待ち時間が多い今日この頃、これはいいやと思った次第です。










病院で会うゆるゆる歩む二人連れ添ひきし時の今あり

杖、車椅子、子の手を取り歩みゆくどの人もみな前を向きつ

ゆくも来るもゆっくりゆっくり歩みつつ 明日のわれを見るごとし

回重ね検査手順は慣れしもの結果待つ間の長し

診察室出づる顔みな遠く見て医師とのことば耳に残せり

四回目の点滴治療の針チクリ看護師の指先やさし

ぐーぱーと手を開閉し確かむる痺れる腕に薬液がゆく

生理食塩水最後一滴流れ込みあとは薬と病との時間

この治療を終へてのちには体とがんの対決となり次回検査待つ



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